「オリジナルナレーション」

糸島まごころ葬儀羅漢の竹島と申します。

お通夜のお参りがひと段落したのち、
私たちには、もう一つの仕事があります。
ナレーション作りのための取材、という程大袈裟ではありませんが、故人様のお人柄、経歴、
思い出話などを、ご遺族の皆様にお聞きする事です。

はじめは「特にないなあ・・」と言われていた
ご遺族の皆様が、打合せやお通夜の準備と接するなかで、少し垣間見ることができた故人様のお人柄やご遺族様とのエピソードなどをお尋ねしてみますと、ぽつりぽつりと思い出話がでてきて、やがて堰を切ったように、語ってくださることがあります。

こんな時、誰もが一冊の自叙伝が出来上がる人生を歩んで来られたことを実感します。
おひとりおひとりが人生の主人公なのだと。　

ナレーションは、いちばん短い自叙伝なのかも知れません。

私たち羅漢では、そんなおひとりおひとりの、
その方のためだけのナレーション作りを心がけています。

美辞麗句ではなく、その方とご縁のある人々に届くような言葉でお伝えする事で、ご遺族様や、ご参列の皆様が故人様との思い出を振り返えるきっかけになったり、少しでも悲しみを癒す事ができればと思います。

オリジナルナレーションが、わずかでも残された人々の悲しみを癒すグリーフワークの一助になる事ができればと思います。